操作イメージ
基本的な CHEMCAD シミュレーションの流れ
1. 成分の指定、モデルの選択
2.フローシート(PFD)の作成
3. フィード、単位操作の指定
4. 実行(ラン)、レポート出力
5. 評価(Validation)、調整、シミュレーションエンジン適用
適用例: 日々のエンジニアリング業務
CHEMCAD は基本的な工学/熱力学の計算を解いて、ユーザーの日常的な業務を助け、生産性の向上に役立ちます。
活用される機能:
● 装置サイジング
- 熱交換器
- ベッセル/圧力容器
- 配管、バルブ
- ポンプ、圧力除去装置
- 蒸留塔のトレイ/充填物
● 熱物性計算
- 沸点/露点
- 成分間の親和性の分析(共沸の確認等)
- データ回帰(純成分、成分間パラメータ)
適用例: 基礎的な設計
CHEMCAD はトラブルシューティングやプロセスの改善に貢献し、より合理的な構成を見つけ出すことを助けます。
活用される機能:
● 装置サイジング
- 物質移動を考慮した蒸留計算
- DIERS に基づくリリーフシステムのサイジング/評価
● 評価レポート
- 装置/プロセスのコスト推算
- リリーフシステム評価
- 環境影響評価
- マテリアルバランス、熱バランス
適用例: 大規模なプロジェクト
複数のチーム間の情報を CHEMCAD モデルに統合することでプロジェクトを効率的に進めることができます。
活用される機能:
● プロセス評価
- 実データによる反応速度のフィッティング
- 小スケール実績の再現
- スケールアップ評価
● ダイナミックシミュレーション
- コントロールシステムの設計/評価
- 安全性の分析
● シミュレーションエンジン
- ケーススタディ評価
- データリコンシリエーション
● 評価機能
- 熱効率の評価(熱複合曲線)
- 経済性評価
適用例: 統合されたソリューション
CHEMCAD のシミュレーションモデルは外部のプログラムともシームレスに連携することができますので、他のシステムと統合したより高度なソリューションも実現可能です。
活用される機能:
● 統合するためのツール
- MS Visual Basic によるアプリケーション
- Excel にシミュレーションモデルを含める
● 他のシステムと連携したソリューション
- プラントのパフォーマンスモニタリング
- 予測モデルによるコントロール
- リアルタイムな最適化
- 他のアプリケーション(例: OTS)のエンジン